「 人手不足 」「 来るべきものが来た 」「 中小企業としての経営に卓越したものがそこに生まれなければならない 」  松下幸之助 5

 「 今までと違って、中小企業はむずかしくなったとは考えられますが、しかし、これは来るべきものが来た、という性格の問題であろうと私(松下)は思っております。」

 「 今(1960年)までのような、旧式の企業ゆえに賃金や経費も安くつく、それで中小企業は重宝であるという考え方は、もう今日以後は通らないんやないかと思う。むしろ、中小企業としての経営に卓越したものがそこに生まれなければならないと思うんです。」

 (松下幸之助 『中小企業と人材確保』 講演 昭和35年(1960)11月20日於:大阪商工会議所