「myひとことの輝き」  「相手に勝ちたい」と思うと脳は混乱してしまう  林成之

 経営者やビジネスマンの世界で、「 競合相手を倒そう 」「 同期のアイツに負けてなるか 」と考えていると、脳は十分に機能せず、独創的なアイデアも、気力も生まれ」ないといわれます。(林成之氏)「競合相手も、同期も、自分が成功するうえで不可欠な仲間 」と思う。(林)それが結果として、その人を「 勝利に導く第一歩 」となるといいます。

 「 勝負事をするのに『勝ち負け』に執着するのは当然じゃないか 」と思われる方もいるかもしれませんが、実は、「 人間の脳は、相手と競争して勝ちたい、打ち負かしたい」と考えると、実力を発揮できない仕組みになってい 」るといわれます。
 脳には、「『生きたい』『知りたい』『仲間になりたい』という3つの根源的な本能があ 」るといわれます。
 この「 3つの本能に逆らう行動をすると、迷いが生じる 」(引用元は林氏)ということです。
 

「『敵に勝ちたい』と思うことは、『仲間になりたい』という本能に逆らうことになる 」といわれます。「 相手を負かしたい 」と願っても、本能では「 仲良くなりたい 」と望んでいるわけですから、「 脳が混乱するのも当然 」といことです。「 集中力は高まらず、体に的確な指示を出すこともできないので、必然的にかなりの確率でミスが出 」るというのです。

  では、「 スポーツなどの勝負事には、どのような心境で臨むべきなの 」でしょうか。正解は簡単で、「 相手に勝ちたい 」と思わないことと林氏はいっています。
  以上(林成之NIKKEI Top LEADER 2010.4 P87より)

  http://sankei.jp.msn.com/beijing2008/news/080814/gaj0808141851025-n1.htm


 昨日(22日)のNHK杯ショート・プログラムのあと、浅田真央自身「 パーフェクトにするための積み重ねができていない 」と振り返った。

話をしばらく前に溯りますと、 
 2010年2月、バンクーバー冬季五輪のあと
 山田満知子コーチは、「 真央の良さは、あのそよ風のような澄んだ感じでしょう。
 あのさわやかな滑りを生かしてあげないと、キム・ヨナには勝てないと思う。だからあの重厚な音楽はどうなんだろう、って思ったんです 」

      http://ameblo.jp/mt01c309a/entry-10503489992.htmlから引用しました。