2012-01-01から1年間の記事一覧

「企業は大きくなるとともに複雑さを増す。」「 単純な組織・小さな本社」(『 エクセレント・カンパニー 』トム・ピーターズ大前研一訳)

「 遺憾なことに、企業は大きくなるとともに複雑さを増す。そして、大会社のほとんどは、本質的な複雑さに対応するため、複雑なシステムと組織を考え出す。 」 その結果、 「 スタッフを増やしてその複雑さと取り組もうとするのだが、ここから誤りが始まるの…

利益から配当しなければならないというが、

「 ずいぶん前になる 」ということですが、稲盛氏も「 期末の決算報告を終えた経理部員に対して、」「 儲かったお金はどこにあるのか 」と尋ねたことがありました。 その経理部員は、「 利益は売掛金や在庫、また設備など、さまざまなものに姿を変えているの…

事業承継 「 経営権の委譲は現経営者が行うべき 」です。

●後継者から経営権の委譲について言い出すのは困難であり、→言い出すことで、逆にトラブルが大きくなる場合もあることから、経営権の委譲は現経営者が行うべき。●創業者が、事業承継に関して何の対策も行わなかったため、事業の存続すら危ぶまれる事態に陥っ…

太陽光発電システムの耐用年数について

設置者が、電力を使用するためか、売電のためか→製造業に使われる「機械装置」となりますか、「電気業用設備」の「その他の設備」かで、耐用年数は、それぞれ異なります。国税庁HPの質疑応答集には、 ↓→自動車製造業の法人が、→自動車製造設備を稼働するた…

税制改正 グリーン投資減税 太陽光発電設備とその他設備

太陽光発電は、条件により即時償却が可能となりました。 7月から再生可能エネルギーの固定価買取制度が開始されることに伴い、平成24年5月29日から、グリーン投資減税の対象象設備(太陽光発電設備)の定義が変わりました。①青色申告をしている中小企…

「 注意深く月次決算書を見ていると 」 稲盛和夫

「注意深く月次決算書を見ていると、工場へ行き、問題のある現場を通りかかったときに、「ここは先月こうだったな」と思い起こし、どこが問題なのかを、即座に指摘することができる。」 「その現場の責任者が注意をした通りに対策を打っていると、翌月の月次…

損益分岐点の位置→安全余裕度

限界利益限界利益=売上高−変動費したがって、たとえばE社では、当期の売上高は900万円、変動費は540万円であるから、 限界利益=売上高−変動費 360万円=900万円−540万円 「限界利益とは、販売価格(製品単位当りの売上高)と一単位当りの変…

不況に対する抵抗力のつかみ方→企業の安全余裕度

その企業の損益分岐点の位置で、利益が安全であるかどうか、その意味での企業の安全余裕度が表わされます。 企業の安全余裕度は、つぎのような式で測定できます。 (算式)安全余裕度=1−損益分岐点の位置 例えば、E社の揚合では、損益分岐点の位置は83…

「京セラでは、まだ会社が小さかったころから、月次決算資料が部門別に出るようにしていた。」稲盛和夫

「私(稲盛)は会社にいるときも、出張に出かけるときも、細かい部門別になっているその資料にすぐに目を通すようにしていた。」「その部門の売上、経費の内容を見ていくと、ひとつの物語のようにその部門の実態がわかってくる。」「その部門の責任者の顔を…

「独自のやり方をしなければ、大手に商品も顧客も市場も取られてしまうんです。」(小宮山)「適正規模は、規模と構造と戦略との間に密接な関係」がある。

「…ある程度売れ始めた矢先、大手メーカーの参入があって、結局うちは撤退しました。同じ物を安くつくる生産の仕組み、一般ユーザーヘの販売ルートを持たないコミーは、しょせん大手メーカーの相手ではありません。つまりどんなに良いアイディアを出して商品…

会計と会社法 任意積立金の取崩 手続きと会計処理

●議事録は、どのような議案で対応するのか? 目的積立金の目的取崩は? 役員退職金の支給に備えて役員退職積立金を積み立てることがあります。目的を定めた任意積立金ですので、目的積立金といいます。 この目的積立金の目的に従った取崩ですが、目的に従っ…

 「 販売競争や値下げ合戦に努力と時間を費やすのではなく、…」(小宮山 栄氏)。「適正規模についてⅠ」ドラッカー

コミー社の社長(社員数18人)小宮山 栄氏は、「 販売競争や値下げ合戦に努力と時間を費やすのではなく、より良い商品を開発した、ユーザーの役に立つことは何かと考えたり、既存ユーザーを大切にすることに努めてき 」たと語っています。 また、「 小さな…

会計要領と税務会計基準(法人税法)の比較:賞与引当金について

〈 賞与引当金 〉→「 翌期に従業員に対して支給する賞与の見積額のうち、当期の負担に属する部分の金額を計上する。」(会計要領)→「具体的には、決算日後に支払われる賞与の金額を見積り、当期に属する分を月割りで計算して計上する方法が考えられます。」…

会計要領 資産、負債の基本的な会計処理

会計要領→企業会計原則による基本的な考え方を基礎に資産・負債の会計処理を定めています。 「取得原価主義」→時価の変動は、原則として、会計帳簿に反映されません。●資産(金銭債権、有価証券、棚卸資産、固定資産等)は、→(原則)→取得価額(資産を取得…

「批判は受けとめれば消えていく」(批判された側)、「人を批判するとき、その相手についてなにかを言っているわけではない。」(批判した側)

「 批判にたいして自己弁護すると、よけいにズキンとくる。」( 批判された側 ) 「 攻撃されたと感じ、自分を守ろうとするか相手に反論しようとする。自分や批判する相手にたいする怒りと恨みが頭に渦巻く。こういった反応はとてつもないエネルギーを必要と…

「売れ筋商品を重点的に売れ」+「品切れをなくす」ことの重要性

「 基本を徹底して価格以外のところでお客様の満足を実現することだけを考え、行動に移していきました。」( 大久保恒夫セブン&アイ・フードシステム社長 ) 「 品切れをなくす 」ことの重要性は、→お客「 みなさんも欲しいと思った商品がその店舗になかっ…

「会計要領」と「法人税法上の収益の取り扱い」2

法人税法は、 →(収益の認識時点)(どのようにとらえるか)→(引渡しの日とは、)→(実務的にどの時点を指し、)(取引の実態に応じた認識基準は)●法人税法は詳細に規定しておく必要性があるため、法人税法基本通達では以下のように、収益の認識時期を定め…

「会計要領」と「法人税法上の収益及び費用の取り扱い」との相違点 収益の計上について1

(1)法人税法・課税所得計算上→収益の認識時期とその判定→企業会計原則に従い→収益の認識(に関して)→基本通達で定めています。・課税の公平性からも、→納税義務者にとって共通の認識が必要。(2)法人税法第22条第2項では、→「…各事業年度の所得の金…

会計要領と税務会計基準

中小企業の財務諸表の作成→その9割が顧問する税理士によって行われています。(このため、)● 経営者自身→決算書を正しく理解するのに→[法人税法・税務会計基準→確定決算主義]が採用されています。→非上場会社の中小企業における経理→会計処理と税務処理が…

「よい」 対「悪い」 (ロバート・キヨサキより)

よい負債と悪い負債 よい支出と悪い支出 よい損失と悪い損失 (ロバート・キヨサキより) +よい費用と悪い費用(筆者加筆)(一般的に言って、)「よい負債、よい支出、よい損失はどれもさらなるキャッシュフローをもたらす。」(たとえば、) 「毎月プラス…

「 誠実さに欠ける人間は、どんなに知識があり、明敏で、成功していても、〔 組織を 〕破壊してしまう。 」ドラッカー

(1)「 経営陣は、誠実さよりも知能( インテリジェンス )を重視する人を、〔 経営管理者に 〕任命すべきでない。」 「 そのような人間は成熟していない。その未熟さは、なおらないのが普通である。」(2)「 強力な部下に脅威を感じていることがはっきり…

カリスマオーナーが20年、30年と成功を続けられない理由

「 優秀な経営者って直感的に、極めてロジカルに正しい意思決定をしてることが多い 」 「 経営者にしても、なんとなく直感でやってきて、当たっているうちはいいんですけど、外れてきたときが問題なんです。」 「 その人の感覚とか思考の癖が事業環境に合っ…

23年12月 税制改正 法人税率の引下げ

〔改正の内容〕 法人税の税率が引き下げられました。改正前後の税率及びその適用関係は次のとおりです。(法66、措法42の3の2) [普通法人の中小法人] ●年800万円以下の部分・改正前 18%(24.4.1前開始事業年度) → 改正後15% (24.4…

松下幸之助発言集より  課長というものは、「 自分の課がうまくいかないというのはおれ一人の責任だということにならなければならない。」

「 よく課長でも、『 私の課員はあんまりいいのがいません 』とか、課の成績が上がらんのは課員全体のレベルが低いからであるとか、なかにこういう人間がおってうまくいかない、というようなことを訴える課長がございます。」「けれどもそれは、」「 松下は…

平成24年度  診療報酬・介護報酬改定

⑴今回の診療報酬と介護報酬の同時改定の特徴・6年に1度の同時改定・医療と介護の役割分担と連携が課題。①改定率と影響額・全体改定率→+0.004% ( ネットでプラス改訂 )・診療報酬本体→+1.379%( 約5.500億円 ) の内訳→ 医科+1.55%( …

会社法(会社計算規則)&会計指針&会計要領の個別注記表について Ⅱ

①重要な会計方針に係る事項等の注記・要領&指針→重要な会計方針に係る事項は(会社計算規則に基づく)注記を記載すること②会計方針の変更に関する注記要領→(会社計算規則102の2)③表示方法の変更に関する注記(会社計算規則102の3)④誤謬の訂正に関す…

会社法(会社計算規則)&会計指針&会計要領の個別注記表についてⅠ

会計監査人設置会社以外の株式会社(公開会社を除く。)における会社法 の規定に基づく会社計算規則は、個別注記を次のように定めています。 会社計算規則では、重要な会計方針に係る事項に関する注記等の項目に区分して、個別注記表を表示するよう要求され…

中小企業の会計要領 14注記

(1)会社計算規則に基づき、重要な会計方針に係る事項、株主資本等変動計算書に関する事項等を注記する。(2)本要領に拠って計算書類を作成した場合には、その旨を記載する。【解説】 「 決算書は、経営者が、企業の経営成績や財政状態を把握するととも…

「 人の長所よりも短所にばかり目を向ける人間を管理者に任命すべぎでない。」  ドラッカー

(1) 「 なぜなら、人のできないことはいつでも正確に知っていても、できることには決して目を向けない人間は、組織の精神を損なってしまうからである 」といっています。また、(2) 経営管理者の関心度は、 「 何が正しいのか 」>「 だれが正しいのか …

中小企業の会計要領  有価証券の減損

・市場価格の有無により区分して減損処理→あり( 50%以上下落の場合 )・「 著しく下落したとき 」→個々の銘柄の有価証券の時価が取得原価に比べて50%程度以上下落した場合には、→該当・「 有価証券の時価は、上場株式のように市場価格があるものについ…