カリスマオーナーが20年、30年と成功を続けられない理由

 「 優秀な経営者って直感的に、極めてロジカルに正しい意思決定をしてることが多い 」

「 経営者にしても、なんとなく直感でやってきて、当たっているうちはいいんですけど、外れてきたときが問題なんです。」

 「 その人の感覚とか思考の癖が事業環境に合っているときは、当たり続けるんですね。でも、外れ始めたら、今度は再現性を持って外れ続ける。 」
 
 「 サラリーマントップの会社だったら、バトンタッチによって適切な人につないでいく仕組みになっているけれど、オーナー経営者だと10年くらいではバトンタッチしない。」

 「 同じ人が20年も30年もやっていると、かつてどれほど優秀だった人でも外れるようになってしまう。」

 「 自分の思考の癖って、だんだんわかるようになりますよね。失敗経験が積み重なって『 だいたい俺、失敗するときってこういうパターンに嵌まるんだよな 』とか。」

 「 成功したときよりも失敗したときのほうがわかる。成功してるときは別に変える必要ないんだから。」

 (プロフェショナルコンサルティング 波頭 亮×冨山和彦 東洋経済より引用)