「 販売競争や値下げ合戦に努力と時間を費やすのではなく、…」(小宮山 栄氏)。「適正規模についてⅠ」ドラッカー

  コミー社の社長(社員数18人)小宮山 栄氏は、「 販売競争や値下げ合戦に努力と時間を費やすのではなく、より良い商品を開発した、ユーザーの役に立つことは何かと考えたり、既存ユーザーを大切にすることに努めてき 」たと語っています。

 また、「 小さなマーケットを開拓し、独自のアイディア商品を開発して、信頼を第一に商品を売り、競うことなく会社を育ててきた 」といっています。

http://www.komy.co.jp/

 ここで、ドラッカーは適正規模について、著書の「 マネジメント 」のなかで次のようにいっています。


 適正規模は、「 マネジメントにとって、きわめて重要であ 」ります。

「 規模が異なれば、必然的に、構造も、方針も、戦略も、はたまた行動も異なるし、事業によって、その適正規模や不適正規模も異なるのであ 」ります。

(P.F.ドラッカー「マネジメント『課題、責任、実践』」下巻ダイヤモンド社刊1974年3月翻訳初版の日本語版より)