「批判は受けとめれば消えていく」(批判された側)、「人を批判するとき、その相手についてなにかを言っているわけではない。」(批判した側)

 「 批判にたいして自己弁護すると、よけいにズキンとくる。」( 批判された側 )

 「 攻撃されたと感じ、自分を守ろうとするか相手に反論しようとする。自分や批判する相手にたいする怒りと恨みが頭に渦巻く。こういった反応はとてつもないエネルギーを必要とする。」( 批判された側 )

 「 自分に向けられた批判に同意する、これは信じられないほど効果的な練習方法だ。」( 批判された側 )

 「 ただ相手の批判に同意すれば場の緊張がやわらぐばかりか、なにかひと言いいたいという相手の欲求も満たされる。」( 批判された側 )

「 人を批判するとき、その相手についてなにかを言っているわけではない。」( 批判した側 )

「 その人を批判したいという自分の気持ちを伝えているだけだ。」( 批判した側 )

「 それだけではない。批判したところで問題は一つも解決されないばかりか、世の中に怒りと不信をまきちらす。」( 批判した側 )

(結局)、

「 批判されるのが好きな人は一人もいない。」

「 自分が『 批判したがり屋 』だと世間と自分に向かって公言しているようなものだ」( 批判した側 )

「 批判したがっている自分に気づく呪文に気づいたときは『 ほらほら、まただよ 』と呪文をとなえるのだ。そうとなえることで、批判が寛容と敬意に変わることを願いながら。」( 批判した側 )

(R.カールソン)