「よい」 対「悪い」 (ロバート・キヨサキより)

よい負債と悪い負債

 よい支出と悪い支出

  よい損失と悪い損失 (ロバート・キヨサキより)

  +よい費用と悪い費用(筆者加筆)

(一般的に言って、)「よい負債、よい支出、よい損失はどれもさらなるキャッシュフローをもたらす。」

(たとえば、)

 「毎月プラスのキャッシュフロ一をもたらす賃貸用の不動産を獲得するための負債は、よい負債だ。」

(同じように、)

 「法律や税金に関するアドバイスを得るための支出は、もしそのおかげで」「節税ができればよい支出だ。」よい費用(キヨサキ氏は損失)の例は、たとえば、「不動産の減価償却から生まれる費用だ。」この「よい費用(キヨサキ氏は損失)」は「まぼろしの費用(キヨサキ氏は損失)」とも呼ばれる。その理由は、紙の上の費用で、実際に現金を支払う必要がないからだ。

 最終的にはその費用によって「相殺される所得分の税金を節約することになる。」
 よい負債と悪い負債、よい支出と悪い支出、よい損失と悪い損失、+よい費用と悪い費用これらの違いを知っているかどうかが、洗練された事業(投資)家と平均的な事業(投資)家との違いだ。「負債、支出、損失」「費用(筆者)」といった言葉を聞くと、平均的な事業(投資)家は否定的な反応をする。「たいていの場合、彼らの負債や支出、損失は最終的に自分のポケットにお金を入れてくれるのではなく、ポケットからお金をとっていくキャッシュフローを生み出すからだ。」
 洗練された事業(投資)家は、「会計士や税金対策の専門家、ファイナンシャル・アドバイザーなどのアドバイスを取り入れて、自分の事業・投資にとって最も有利な組織を作る。」  

 (ロバート・キヨサキ 筑摩書房より)