ドラッカーとGM

  GMは、かのピーター・ドラッカーが始めてコンサルタントとして関わったところでもあります。
 
  1943年、当時一世を風靡していたGMは、若きドラッカーに会社を内部から調査して、その現状と課題、将来の可能性と方向性についてまとめるようコンサルティングを依頼した。


  その内容は現代でも通用する名文であるといわれ、実質マネジメントと言う言葉を世界に広めた。ところが、当時のGMは、この本の中で主張されている“分権化と権限委譲の方針”や“マネジメントを変えていく必要性”などの提言を受け入れることができなかった。
 また、ドラッカーは、そのような非難や敵視にもめげずに、更なる大規模なアメリカ産業史上初めての従業員意識調査を実施した。