ドラッカーの利益(→節税利益式)

ドラッカーは[ 現在の利益=未来の費用 ]といっています。
 
 これを筆者なりに置き換えますと

      ↓

  過去の利益=現在の費用 となります。
 
 過去の赤字=現在の費用は払えません

→すると、どうしても費用を払うために借入金に頼ることになります。借入金は、利益を上げ続けない限り、増えていきます。

損益分岐点等式で、”粗利益=固定費+利益”
 まず①企業は固定費(F)をかけて、未来に働きかける行為をします。
 お客様から粗利益(売上−変動費)をもらい、②その粗利益から、過去に使った固定費を回収して、残れば利益です。
 ドラッカーはこの利益を未来費用と定義をしています。固定費は現在費用です。

 ”未来は不確実”その不確実に働きかけるのですから、思い通りにはいきません。思い通りにいかないと、現在費用を補償する粗利益が得られないこともあります。利益(未来費用)はマイナスになることも生じます。このマイナスの未来費用を補償するのは、貸借対照表に蓄積した、過去の利益(未来費用)のはずです。


ドラッカーの利益→阪上の節税利益式を導く

 現在の利益=未来の費用(ドラッカーの利益) 

→ 以下は筆者の式です。

 適格な節税後の現在利益=未来の費用
 
 不適格な節税後の現在利益=限定された未来の費用

       ↓

 税金過小→経費過大=税金を上回るキャッシュアウト(資金の流出)
      
       ↓

なぜなら    
 「節税のために使うキャッシュ・アウト」が「節税効果によるキャッシュ・イン」よりも大きくなるとその節税行為は、マイナス効果となります。