事業承継 ドラッカーの「同族会社の経営−マネジメント」よりⅡ  「未来への決断」62頁

第一のルール:能力のない一族のメンバーは働かせるな
 「たとえば、凡庸あるいは怠惰な一族のメンバーに、研究開発部長の肩書きを与えてしまう。その代わりに、研究開発部次長として、きわめて有能な専門家を高給をもって迎え、こう言う。」
 
 「自分のいとこにあたるジムの肩書きは形式にすぎない。二番目の大株主である彼の母親を満足させるためのものでしかない。本人も含めて皆、君が本当の責任者だということを知っている。君は私の直属だ。」