キャッシュフロー経営vs損益計算書vs貸借対照表
「営業キャッシュフロー」は利益の質を知るうえで有力な手がかりになるものですが、
「営業キャッシュフロー」でもわかること、わからないことがあります。
たとえば、
○保険を解約(満期完了を含む)して得た特別利益、
○掛け売りでふくらませた売上高、
○棚卸資産の増加などは、
キャッシュフローの上では、マイナス項目になります。
したがって、これらの方法で利益をかさ上げしょうとすれば、「営業キャッシュフローの減少」として響いてきまず。
逆に、キャッシュフローをプラスに持って行くには、「買掛金や支払手形の額を増やして取引先に支払い」を待たせている状態にすればよいことになります。
単に「資産が増えただけでは意味がありません。」
本当に成長している会社の原則は、「より効率よく資産を使っている」ことです。
ここで思い起こしてください。貸借対照表の資産の部に載っている項目のなかには、いずれ費用化しなければならないものがありました。
というのは、費用化をなかなかせずに先送りしていれば、資産がそれだけ増えていくことになります。
利益の質 ↓
http://d.hatena.ne.jp/sakagami-k/20100717/1279323978
http://d.hatena.ne.jp/sakagami-k/20100716
キャッシュフロー経営 キャッシュフロー計算書vs損益計算書 ↓
http://d.hatena.ne.jp/sakagami-k/20100812/1281574071