中小企業の会計では、「純資産」はどう表わされますか。「中小企業の会計に関する指針67から71」

要 点
(1) 純資産の部は、

→①株主資本、
→②株主資本以外の各項目
に区分します。

株主資本は、
→資本金、
 資本剰余金、
 利益剰余金
 に区分します。

(2)剰余金は、
→資本剰余金=払込資本を構成します
→利益剰余金=留保利益を表します。
(3)資本剰余金は、
→①資本準備金=株式払込剰余金及び剰余金の配当の場合で利益準備金と合わせて資本金の4分の1に達しなければならない資本準備金会社法445条④)
→その他資本剰余金=自己株式処分差益
 に区分します。
 なお、 期末に保有する自己株式は、株主資本の末尾において控除形式により表示します。 
(3)利益剰余金は、
利益準備金会社法445条4項、
→その他利益剰余金
→任意積立金等
 繰越利益剰余金
 に区分します。

(4)株主資本等変動計算書
 純資産の部の一会計期間における変動額のうち、主として、株主資本の各項目の変
動事由を報告するために株主資本等変動計算書を作成します。

中小企業庁 中小企業の会計 31問31答   ↓
     http://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/kaikei/kaikei31/34.htm


※バフェットは、
 「資産−負債=純資産(自己資本)」

  「純資産は企業の正味の価額である」といっています。