「マネジメント『課題、責任、実践』は、私(ドラッカー)に関しては思いつくどの標題よりも、本書の狙いを的確に表現している」

( P.F.ドラッカー「 マネジメント−課題、責任、実践 」上巻4頁ダイヤモンド社刊( 1974年3月翻訳初版の日本語版への序文より、括弧は筆者 ) 

「 1970年の末、日本から帰国するやいなや、私(ドラッカー)はさっそく(「 マネジメント−課題、責任、実践 」の)執筆にとりかかった。 」

 「 しかし、いざ書きはじめてみると、その執筆は、私(ドラッカー)が当初予想していたよりはるかに大きな仕事であることがわかった。 」

 「 なぜなら、仕事が進めば進むほど私(ドラッカー)は現代の経営者に対し、能力、技能、知識はもとより、はるかにそれら以上の意味をもつような何かを与えうる書物の必要なことを痛感するにいたったからである。 」
 「 すなわち、必要とされたのは、経営者の新しい課題と責任に対して一つの洞察を与える書物、なかんずく、新しい目的意識と使命感を与える書物であった。」
 
 「 したがって本書の標題マネジメント『課題、責任、実践』は、私(ドラッカー)に関しては思いつくどの標題よりも、本書の狙いを的確に表現しているといえる。 」