無理押しない経営   「 今ふり返ってみますと、私(松下幸之助)は少しも無理してないと思うんです。」

 松下幸之助が直面した困難な場面に「 私(松下幸之助:筆者)はそのときに、あまりうろたえなかったですね。」「 これはたいへんだ 」とも思わなかったといっています。
 「 私(松下幸之助)は世の中というものは、だいたい分からんのが普通やないかと思うんです。分かると思うところに間違いがあると思うんです。私(松下:筆者)がその当時そういうように割り切っていたかどうかというと、割り切ってなかったと思います。」

「 今ふり返ってみますと、私(松下)は少しも無理してないと思うんです。今日まで経営してきた、この過程に、自分の意欲のままに仕事をしたということは少ないと思うんです。絶えず、ある限界と申しますか、ある余裕と申しますか、そういうものを保有しつつ進んできたと思うんです。」
「 私自身といたしましては、余裕というものを十分にもちつつ仕事をしてきた。そうなりますから、そこに無理がなかった。無理がないから障害もなく、順調にいくというような結果になっていると思うんです。」

  (松下幸之助発言集第1巻PHP刊より)

●人材は「分に応じた人が集まる」

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●NHK土曜ドラマ 神様の女房