「 ストレスに強い人はストレスがふえる 」 R.カールソン

 ストレス・コンサルタントのR.カールソンはつぎのようにいう。

 ・ 「 現在のストレスのレベルは私たちのストレスの耐性に見合っている 」

 ・ 「 私はストレスに強い 」と言う人たちは、「 たえず大きなストレスにさらされることになる 」ということです。だから、「 ストレスに強くなることを教えたとすれば、その人のストレスはもっと強くなる 」というのです。

 ・ ストレスに強い人は「 ストレスの耐性が伸びたぶんだけ、さらに多くの問題と責任を背負っていくことになる 」わけです。
 R.カールソンがいうには「 奇妙に思われるかもしれない 」が、「 一般のストレス管理セミナーで第一に教えるのはストレスの耐性を上げる方法 」であり、ストレス・コンサルタントでさえ「 ストレスまみれになっているらしい 」というのです。

 まず最初にすることは、

・「 手遅れになる前に早めに自分のストレスに気づくこと。」

・「 もう手に負えない、こんなに仕事があるのか、と腹がたったら、腕まくりして取りかからずに深呼吸したり、短い散歩に出たりしてリラックスするにかぎる 」こと。

・「 すべてをやり終えられなかったらどうしょう、と悩むこと 」ではなく

・「 頭がはっきりして穏やかになれば、ストレスも少なく、能率も上がり、もっと楽しく仕事ができ 」ます。

・「 ストレスの耐性を下げると、ストレス自体も減るだけではなく、残ったストレスを解消する独創的なアイデアもわいてくる 」というわけです。