中小会計要領(「 中小企業の会計に関する基本要領 」)と中小会計指針( 中小企業の会計に関する指針 )との比較

〈貸倒引当金

中小会計要領→法人税法上の中小法人に認められている法定繰入率で算定する方法も例示されています。


棚卸資産

 中小会計要領→法人税法上認められている「最終仕入原価法」を他の評価方法とともに利用できることとしています。

引当金

 中小会計要領→退職給付引当金について、

→適正な損益計算を行う観点から、当期末における自己都合要支給額を基に計上しなければならない旨を明記しています。従業員の在職年数等企業の実態に応じて合理的に引当金額を計算し、自己都合要支給額を基礎として、例えば、その一定割合を計上することとしています。

〈その他〉

 中小会計要領→「 税効果会計 」や「 組織再編の会計 」等は盛り込まれていません。

「中小企業の会計要領と実務 平川会計パートナーズ編著 税務経理協会刊を参考」