キャッシュフロー経営 「経常収支」or「営業キャッシュ・フロー」の範囲と固定資産等への投資過大パターン

「経常収支」or「営業キャッシュ・フローの範囲内で借入金返済や設備投資が行われているか?
 通常の事業活動によって稼ぎ出した「経常収支(経常収入−経常支出)のプラス」の範囲内、あるいは「営業活動によるキャッシュフローがプラス」の範囲内で借入金の元本返済や固定資産の購入等が行われているかどうかをチェックしましよう。

       
 固定資産等への投資過大パターン

 「借入金返済」および「固定資産購入等」に手許資金をほとんど使ってしまったパターンです。
これによる資金不足が、常態化した場合はいずれ手許資金が枯渇し、最悪の場合倒産というの事態を招くことになりかねません。
 [借入金返済や固定資産購入等 ]− [ 経常収支のプラスor 営業キャッシュフローのプラス ]=[資金不足]

    [借入金返済]= 〈財務活動によるキャッシュフローのマイナス〉                              
     固定資産購入= 〈投資活動によるキャッシュフロー

 6/14日と公式は同じですが[ 固定資産購入額>借入金返済]が異なります。

  《改善のポイント》
  (1) プラス経常収支を増やす(経常収入の増加、経常支出の減少) or営業キャッシュ・フローを高める。
   (2) 借入金の返済額計画を見直す
  (3) 設備投資そのものを見直す
 

キャッシュフロー計算書の作成 from 中小企業庁より

    →http://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/kaikei/tools/2010/58.htm