キャッシュフロー経営 借入れに大きく依存した設備投資パターン
単年度の「経常収支or営業キャッシュフロー」ではまかないきれない多額の設備投資が行われたパターンです。
翌期以降の年間借入元本の償還額が予想される「経常収支or営業キャッシュフローのプラス」の範囲内に納まっていれば、資金繰りを悪化させずに済みますが、そうでないとしたら翌期以降は、Ⅲの借入金の年間返済額が過大なパターンに陥ります。
[経常収支のプラスor営業キャッシュフロー]+ [借入金入金]=固定資産購入(若干の資金余剰を含む。)
[借入金入金]= 〈財務活動によるキャッシュフロー〉
固定資産購入= 〈投資活動によるキャッシュフロー〉
総括
経常収支が黒字であるか営業キャッシュフローが大きくプラスである企業のパターンは、上記4種類のいずれかに該当するケースが多く、かつ、経営活動を続けていく上で常に そのパターンは変化していきます。
そのためには、まず、ご自分の会社の「経常収支or営業キャッシュフロー」の現状を確認しましょう。
その上で、今後どのように推移していくのか、あるいはどのような構造にしていかなければならないかを、会計事務所の意見を参考に、とともに考え、具体的な行動計画につなげていくことが望まれます。
キャッシュフロー計算書の作成 from 中小企業庁より
→http://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/kaikei/tools/2010/58.htm