ROE、自己資本利益率とドラッカーの利益率

1月22日のブログ「ヒデキの部屋」の続きです。

http://d.hatena.ne.jp/sakagami-k/20110122/1295651554

● 自己資本経常利益率 = 経常利益 / 自己資本 ×100

 P.F.ドラッカーは、「 税引き前25パーセントの利益を目標にしているとして、業績のよい年に25パーセントの利益しかあげられないのでは、資金が使用される全期間にわたって25パーセントの利益をあげることはできない 」としています。

コマツの目標

純利益/自己資本=(純利益/売上高)×(売上高/総資産)×(総資産/自己資本

→ROE、自己資本利益率→純利益/自己資本  14→20%

→ 純利益率% →純利益/売上高    6.8→8.7%

→総資産回転率、回 → 売上高/総資産   0.9→1%

→負債依存率、倍→総資産/自己資本    2.3→2.3%

(日本経済新聞2011/1/5会社研究 コマツ 阿部貴浩)からの記事。

「2011年3月期に14%を見込む自己資本利益率(ROE)を、13年3月期に20%へ引き上げるのがコマツの目標だ。ROEは3つの項目に分解できるから、借金に頼らず負債依存度を据え置いたままROEを高めるには、残る総資産回転率と売上高純利益率を引き上げるしかない。」

 「正攻法でROE追求、13年3月期20%目標、負債に頼らず効率追求」
 
実は、コマツは、「情報武装と生産の機動力アップはこの2項目(総資産回転率と売上高純利益率)(括弧は、筆者)の改善に直結する高精度の需要予測で設備投資を絞り込めば資産効率が上がり、柔軟な生産ラインで顧客の要求に合った商品を作れば利益率が向上するからだ。」と日経新聞は、報じている。

 「成果は出ている。今期の総資産回転率は0.9回前後と、世界首位の米キャタピラーの0.7回前後を上回りそう。売上高純利益率はキャタピラーの6%前後に対し、6.8%前後が見込まれる。」という。