事業承継  創業者は長所を活かして勝負する

「 守成の心得というのは、時代を超え、組織の違いを超えて共通する部分が多い」といわれます。「 『  貞観政要  』が後世の人々 」*(下記)に「 帝王学の原典として読み継がれてきたのは、そういう理由であろうかと思います。」(守屋 洋)


 *『 貞観政要 』を読んだ   →徳川家康北条政子
  『 貞観政要 』を読まなかった→織田信長豊臣秀吉
   読んだかもしれない →源頼朝

創業者は長所を活かして勝負 」しています。

 「 創業の苦労については、もちろん共通する部分もあるのですが、違う部分も多くて、『 これが創業の心得だ 』という共通の原則を引き出しにくいように思」われます。

 「 創業はその人の持ち味で勝負する以外にありません。自分の持っている長所や得
意業を総動員して取り組みますから、その人の個性がよく現われて」くるのです。

逆に「 長所によって身を滅ぼす 」(中国の古典)という名言は、「 守成よりもむしろ創業の過程においてよくあてはまるのではないかと思います。」(守屋 洋)

 「リーダーのための中国古典 守屋 洋 日経ビジネス人文庫より」


http://d.hatena.ne.jp/sakagami-k/20110219/1298072697