事業承継の課題 金庫番 「お金の管理を引き継ぐ人間がいない。」ある後継者の悩み

後継者→「母の経理業務を引き継ぐ人間がいない。自分がやらなければならなくなるかも…」

→「現在、私(後継者)の母親が経理を担当しています。その守備範囲は広く、根抵当権を設定した資産や、利益の使い道の管理までやっています。」

 「妻も一緒に働いていて、労働時間の計算など裏方の仕事をしていますが、いずれ経理的な仕事を引き継ぐように言われるのではと、ビクビクしている状態です。」

 「とはいえ、会社の金庫番に他人は入れられません。最終的に妻には、できないとなれば、その部分は自分がやって、任せられる部分を専門家に任せることになるんじゃないかと思っています。」

   (「企業診断」同友館2010/2より)