利益調整の姿勢 粉飾決算と租税回避とキャッシュフロー
欄外 粉 飾 →GAAPの違反→架空売上、架空棚卸資産の計上、減損の未計上
利益調整の姿勢
利益を出したい 「攻撃的利益調整」 → 収入の計上時期を前倒→ 販売の出荷を早める、
費用の繰り延べれば→ 研究開発費、広告費の支出を遅らせる→キャッシュフローの選択
現行会計制度(発生主義)のもと→ 認められた会計基準の範囲内
「適度な利益調整」 → 節税
攻撃的利益調整と守備的利益調整の中間
大きな恣意性がない
利益を隠したい 「守備的利益調整」 → 租税回避 販売の出荷を遅らせる
利益を少なく見せて税金を抑えたい 研究開発費、広告費の支出を
同族会社などによく見られます。 早める→キャッシュフローの選択
欄外 脱税 →租税法律主義の違反→売上除外、架空仕入、架空経費
税務会計も監査法人も企業に対し、「 なるべく適度な利益調整を行うように指導しています。それでも、企業側はなんとか自分に都合がいいように利益を見せたいので、会計操作や利益隠しをしようという思惑がはたらくのです。」
( 勝間和代著「 決算書の暗号を解け!」講談社を参照)
(須田一幸他『会計操作』ダイヤモンド社22頁を参照)